『老婆心アドバイス』とは…?いろんな『トラブル』に遭遇した私から一言言わせて頂きたい…、
そんな御節介なコーナーです 

サーキット走行において大切な事

大人の趣味として楽しみましょう。コース内はひとつの社会です。ルールやマナーを守って、お互いを尊重し合いましょう。
他の車両の走行を妨害しない、恐い思いをさせない為(しない為)にも速いものには上手く抜かれましょう。
譲ってばかりで少しも楽しくなかった…ではいけませんが、逆の立場になれば遅い車に詰まってばかりで楽しく走れない…という事も有ります。
お互いに譲り合いの精神を持ちましょう。譲り合いとは、追いつかれた方が『進路を明渡す』だけではなく、「追いつかれてしまった車両が譲ってくれるのを待つ」「安全な所まで追い越しをするのを待つ」事でも有ります。同じ時間を共有するもの同士、楽しい時間を過しましょう。

サーキット走行の心得

制限速度なし、対向車なしのサーキットは愛車を心置き無く走らせるには絶好の場所です。自分の思い通りに走らせられた時の車との一体感、そしてドライビングはスポーツである事を実感出来るでしょう。
サーキット走行がスポーツである以上、そこには基本やルール、マナーが存在します。『知らなかった』では済まされない事にならない様お願い致します。

  1. コース上では車両が自走できない状態になった場合を除き、停車禁止です!走行車両がある間は不用意に車外に降りないで下さい(横転、火災発生時を除く)後続の他の走行車に跳ねられる危険があります。2輪車の場合は速やかにコース外へ避難して下さい。

  2. スタッフの指示、旗、回転灯の合図には必ず従って下さい。特に赤旗(回転灯)の見落としは重大な事故につながります。

  3. 走行中は周りの状況を常に把握し、自分の限界を超えた走行はしない。

  4. 自分よりも速い車両が後方より接近してきた場合は安全な方法で進路を譲りましょう。追い越しは、抜かれる側にもゆとりのある場所でお願いします。

  5. コースアウトなどのトラブルによって走行が赤旗中断されてしまった場合は、他の走行者に一言謝りましょう。貴方のトラブルによって他の方の走行時間がなくなっています。また、例え謝りの一言がなくとも「明日はわが身」「お互い様」の精神で!

何が起きても、気持ち良く走行を終えられる様にしましょう。

サーキットでは、万一走行中又は停止中に他車と接触した場合など如何なる状況であっても、その相手を非難したり修理代を請求する事は出来ません。危険な車両に近づかない等、自分の身は自分で守りましょう。サーキット走行は危険を伴うスポーツであり、そうしたリスクを常に背負っている事を念頭に入れて楽しい走行にして下さい。

*走行前に記入する誓約書は良くお読み下さい。同意していただけない場合は走行できません。

ちょっぴりアドバイス

  • 走行中に追いついてしまった場合、しばらく待ってもラインを譲ってもらえない場合は、ピットインを利用して譲ってくれなかった車両の少し前にコースインし直しましょう。無理して追い越すよりも安全ですよ。
  • 走るのが楽しくて『スイッチが入ってしまう』のは分かりますが、長時間連続走行を続けますと車輌(特にエンジンとブレーキ)に大きな負担が掛かります。タイヤの発熱や空気圧の上昇でグリップ力が低下したり、集中力の低下によるオーバースピードやスピンなども起こり易くなりますので、こまめに休憩を取り、車両のチェックをしましょう。
  • 全開走行後、すぐに車輌を停止させると、走行風による冷却が出来なくなり、エンジンやブレーキに負担が掛かります。コースが空いていれば1、2周クーリング走行をしましょう。クーリング走行中は他の走行車の邪魔にならない様に後方に注意し、追いつかれそうな場合は速やかにレコ-ドラインを譲って下さい。クーリング走行とはエンジン回転数とブレーキ使用を控えて適度なスピードで走る事です。走行風が必要ですので、コースの状況に応じて行ってください。
  • 停止後はエンジンフードを開けて自然放熱とクーリングファンの風抜きを助けて下さい。ただしエンジンが回っている限り発熱し続けますので、適当な時期(例えば電動ファンが止まった時…)に止めましょう(地球環境の為にも!)
    カム山や燃焼状態にとって、アイドリング時の負担は大きなものです
  • ピット内の水道を利用してタイヤを冷やす時は、なるべくブレーキディスクにかからないようにしましょう。走行後のブレ-キディスクは高温になっていますので材質(や形状)によっては 歪みや割れの可能性が有ります。同様にラジエターを冷やす場合は、タービンやエキマニに直接かからないように心がけましょう。
  • Fタイヤのショルダーが減ってしまうのは有る程度は仕方の無い事ですが、内側の溝が殆んど残っている場合はタイヤが外側しか仕事をしていないと言う事です。キャンバー等のアライメントを専門家に相談、調整しましょう。タイヤの銘柄などの書いてある面が削れている場合はタイヤの空気圧が低かったり、舵角に頼りすぎたコーナーリングであったり、タイヤの許容範囲を越えた速度での走行だったり、いろいろな原因が考えられます。原因に合わせた対策をしましょう。
  • 径の小さい(値段の安い)アルミのスペーサーを使用するのは 出来るだけ止めましょう。特に重量車、ハイパワー車は走行中にスペーサーが変形してホイールナットの緩みに繋がります。(実際にボルトが折れてホイールがはずれた車が多々有ります) 止むを得ず使用する場合は、定期的に確認してください。(閉め過ぎに御注意ください!)
  • 社外アルミホイールを使用される場合は『ハブリング』の装着をオススメします。ハブボルト折れに対して効果が有る筈ですよ。最近は『ハブリング』機能(形状)付きスペーサーも出て来ておりますので、是非御検討ください。
  • アルミ製の軽量ホイールナットは、過大な締め付けトルクで使用したり、何度も使用するとねじ山が削れて(痩せて)強度が落ちてしまいます。スペーサー使用時等、掛かりの浅い状態で使用すると更に負担が大きくなりますのでロングハブボルト等と共に、適正なトルクで使用しましょう。本来はレースなどの勝負時にワイヤリング(ワイヤーロック)して使うものですので再使用は出来るだけ避けましょう。また、通常のスチール製のホイールナットでも、締め付け過ぎはボルト折れに繋がりますので、緩んでいないかを確認する程度にしましょう。緩んでしまっては危険ですが、ピットイン毎の締め付けに因る締め込み過ぎにも注意しましょう。
  • 4輪車専用ヘルメットは、フェイスマスクの使用を前提としております。安い物で構わないので、使用するとヘルメットの為にも良いですよ。
  • 2輪車の転倒に怪我はつきものですが、少しでも怪我の無いように装備は慎重に選びましょう。頚椎や脊椎の保護の為にこぶのついた革ツナギ、脊椎パッド、指や足首の保護効果の高いレーシンググローブ&レーシングブーツ、鎖骨骨折予防にネックパッド、胸骨(肋骨)の損傷予防にブレストパッド(チェストプロテクター/ブレストガード…)、万が一に供えてヘルメットリムーバーエアバックジャケットの使用を強く推奨します。
  • オープンカーに4点式以上のシートベルトを着けていただくのは乗員の安全を確保する為です。肩のなだらかな純正シート等に取り付けても効果は有りません。バケットシートなどのシートベルト位置を固定できるシートと併用しましょう。また、正しい角度でしっかりとボディ(又はロールバー)に取り付けて下さい。面圧を下げるために2インチ幅よりも3インチ幅を(少なくとも肩側だけでも)推奨します。万が一の時に脱出が容易なターンバックル式の5点式(6点式)がお勧めです。
  • オートランド作手は比較的ブレーキの負担が少ないコースですが、重量車等ブレーキの負担が大きい車両は、フェードに注意して下さい。純正パッドや、パッドの厚みが少なくなるとフェードし易くなりますので、ミニサーキット対応のパッドに交換するか、出来るだけこまめにクールダウンや休憩を取り予防して下さい。フェードの兆候には、踏み応えの低下の他、停止中にブレーキパッドから煙が出たり、走行中でも特有の臭いに気付きますので、留意していて下さい。
  • 『オートランド作手』の走行規定には 『オープンカー』は『幌(又は脱着式ハードトップ)』+『純正装着のセーフティバー(又は後付けのファッションバー)』で走行可能と有りますが、多くのサーキットでは『ロールバー(ロールケージ)』の装着が義務付けられております。大きなサーキットに於いては「Aピラー方向へのバーが必要」な場合も有りますので、新規に購入される際には他のサーキットの規定も考慮の上でご検討下さい。

今後ともオートランド作手で、安全に走行をお楽しみ下さい。

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