『オートランド作手ALT』の御利用方法

 『オートランド作手』は全国きってのショートサーキット(ミニサーキット)です。
 





  『ALT』の楽しみ方

 見て良し、走って良しの『オートランド作手』、ライン取りひとつとっても、
『1~2コーナー』は、ひとつのコーナーの様に大回りなラインか、距離を重視したコンパクトなラインが良いのか?
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『2コーナー』の立ち上がりラインは、大きく孕んだ速度重視の方が良いのか、直線的にブラインドを目指した距離重視の方が良いのか?
『ブラインドコーナー』の立ち上がりから『トップターン1』へは、左に振った方が良いのか、最短距離か?
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『トップターン1&2』は、ひとつのコーナー的に走るのか、頂上でターンして直線的に下るのか?
『最終コーナー』への進入は、左に振って大回りラインで進入か、直線的な距離重視のラインか?

 以上の組み合わせが、それぞれ次のアプローチに影響するため、最終的には『ここで稼ぐ為に、ここを犠牲にする』と言った選択が必要になって来ます。

 もちろん、車重や出力等の車輌特性によっても違うでしょうし、同じ車輌でも速度が速くなってくれば(タイムが上がってくれば)レブったり、荷重移動に車輌が追いつかなくなって、それまで走行出来ていたラインが使用出来なくなる場合も有ります。 その時に、新たにパーツを交換(または追加)すれば、解決出来る場合も有りますが、他のアプローチは無いのでしょうか?

 例えば、「2速でレブってしまう」のなら3速で通過出来る様に大回りラインに変更したり、2速でレブらない様なショートラインに変更してみる事は、路面状況によっていつものラインが使用出来なくなった時や、他のコースで車輌の特性が合わなかった場合の対策として大いに有効であると思います。(俗に言う『引き出し』の多さ…ですね)

 以上の『感覚的ではなく』正確な分析には、GPSを利用したデータロガーや車載カメラによる画像の解析が有効です。

 『ALT』には、コンパクトなコースレイアウトながら、車輌によるラインの違いが見ているだけでも楽しめる魅力があるのです。





  『一般公道』の活用…?

 ここで言う『一般公道』とは、もちろん『峠』道の事では有りません(*^_^*)あなたが通常使用している「一般道」の事です。

 たとえ速度域が低くとも『メリハリ』と『スムーズ(丁寧)』を両立させる事は頭を使いますし、何よりも『目線 / 視線』の先送り等の練習には持って来い!でしょう。 ロス無く交通の流れに乗る事は、上手くいけば『燃費向上』という形で確認出来ます。 ただの「移動」が「走行」になり、楽しくなりますよ。

 自分の車両のタイヤが、今どこを通っているのか? 何処の車輪に、どのくらいの『荷重』がかかっているのか? ブレーキの踏み方や、ステアリングの切り込み方、アクセルの踏み込み量(抜き量)によって、逐次変化するタイヤに作用する縦横方向の力を、シートやステアリングから感じ取る事は、重要なトレーニングであり、モータースポーツの醍醐味でもあります。

 また、コース走行中でも「挙動不審(?)な車輌に近付かない」のは当然の様に、一般公道では尚更の事…。 車間距離とは、前方の車輌との距離は勿論、左右、後方の車輌との関係も重要です。 後方の車輌との距離は自分の意識の範疇では無い…とも思われますが、交通全体を俯瞰した場合、進路を譲る事によって他の車輌の燃費向上をもたらすことが出来るならば、それも有り…ですね? こんなところもサーキット同様?

 『オートランド作手』迄の道中はウォーミングアップには最適(?)ですが、交通法規に則り、安全運転にて通行して下さいネ。



  『交通安全』のお願い

 交通事故を少なくするためには、運転者のドライビングマナーも大切になります。「スピードを出し過ぎない」「信号を守る」などは基本ですが、実際に運転してみないと解らない危険な場面も数多く有ります。 そのような時にも運転マナーを心掛けていれば冷静に対処出来る場合が多く有ります。

 『サーキットを走り出したら、一般道での法定速度の妥当性に気付いた…』『改めて一般ドライバーのマナーの悪さや、無謀さに気付いた…』そんな事を感じた事は有りませんか? 間一髪で事故回避に成功した事は有りませんか? サーキットを走行する以外でも、運転履歴が長くなるといろいろな経験をします。 運良く軽度な事故程度で『自分の認識の甘さ』に気付けば儲け物、気付かずに大きな事故に遭遇してしまったら…

 サーキットは、速度を出す事を想定して作られた環境ですが、ちょっとした諸条件(路面状況、タイヤの銘柄や残り溝、速度、ブレーキの踏み方…)の変化により、車の挙動が如実に変化します。 サーキットを走る事に因ってそうしたテクニックが向上する事も有りますが、そうなる前に危険予測して回避出来る様になっていく事が、一般公道を通行する上での最大のメリットだと考えます。 コース監視中にも、『危ない!接触してしまう!」と思う場面が稀に有りますがそれでも事故に至らないのは、俗に『勘』と呼ばれる高い集中力より生み出される瞬時の『予測』→『認知』→『判断』→『行動』に他ならないでしょう…

 また、大切な車を事故や消耗から守り、無駄な出費を減らして『サーキット走行』にまわそうと考える様になれば、自然と(機械的&経済的)負担の少ない行動になるでしょう…



 常に『平常心』である事

 運転する時は「常に冷静な気持ちを保つ事」とされており、よく言われるのが「急ぎ」「焦り」「怒り」等がある時は、自分の気持ちをコントロールして運転しなければならないという事です。 しかし、つい急いでいたり焦っていると前の車に近づき過ぎたりしがちですが、得てしてそのような時に事故が多く発生します。

 車間距離の大切なところは、停止距離(空走距離+制動距離)を十分に確保するだけではなく、前を走る車に対して、後を走るドライバーに対して(車間距離が短い場合、頻繁にブレーキを踏むために後に走るドライバーにストレスを与える…等)不安感を与えないことも、ドライブマナーそして事故防止として非常に重要になります。 車間距離は前の車が「ある地点」を通過してから自車がそこに到達するまでに2秒掛かる(「0」「1」「2」と唱える)時間が適切とされています。 路面が濡れていたり滑りやすい場合はその2倍くらいが良いとされています。

 また、車間距離を適切にとる事は、高速道路での渋滞の緩和にも大きく関係します。


  更に『心のゆとり』を持とう

 安全運転にはサーキット同様、常に周りを意識した運転=危険を予測した運転がとても効果的になります。 人間の視野はスピードが速くなるほど狭くなります。 即ち、速度が上がる程、死角の範囲も(速度が低い時に比べて)多くなると言う事です。 その為、周りの危険をある程度予測した運転が重要になります。
 ひとつ前の項にも書きましたが、「急ぎ」「焦り」「怒り」は「心のゆとり」を奪います。 ゆとりの無い運転は、潤滑不足の機械です。 あなたの運転は、多くの目に曝されています。 目的地に到着した時に、気まずい思いをしない様に、いつも模範となる運転を心掛けて下さい。




  『危険予測』の薦め

 運転時の目の動きを観測する機械を装着し一般道路を走行させ、目の動きを計測した時、一般ドライバーに比較して、レーシングドライバーはとても多くの部分を短い間隔で常に移動させて見ている事が判明しているそうです。 これは常に周囲の状況の変化に注意を向けている=危険を予測しようとしているという事です。 目がスピードに鍛えられて、動いている物や周囲の状況がより多く把握できる能力(動体視力)があるからこそ、一般のドライバー以上に周りの危険の可能性の有る箇所が目に入りスピードが出せなくなる…。 レーシングドライバーに安全運転の人が多いと言うのは、この様な事も要因かもしれません。

 逆に、そう言う場所ですらスピードを出して走行している人は、本来注意しなくてはいけない危険の予測をしていない、或いは危険が潜んでいる事すら気付いていない…と言わざるを得ないでしょう。



  『信号』を守る=『命』を守る

  サーキットに限らず、『ルール』は統一する事に意義が有ります。

 交差点への進入時に、信号が黄色に変わらないか不安になりながら通行した経験が誰にも有ると思います。 道路交通法では「黄色信号は止まれ」です。 ただし、交差点に進入している状態で黄色信号に変わったら速やかに交差点から出る事とされています。 しかし、信号が黄色に変わっても交差点へ進入するドライバーがいるのも実状です。 中には赤信号に変わりそうだから加速して通過(進入)する車両もいますが、これはとても危険な行為です。 例えば見通しの悪い交差点では左右に赤信号で停車している車が見えませんし、見切り発進する車両が有るかもしれません。 その結果、交差点での衝突事故はお互いがスピードを出していると大事故(大怪我)になりかねません。

 それらの事故を防ぐためには「黄色信号を予測した運転」が効果的です。 これは、交差点に近づいたら、まず歩行者用信号を見ます。 歩行者用信号が青点滅から赤に変わる状態を常に意識し確認しながら運転するということです。 その結果、自分の進行方向の信号が黄色に変わるタイミングを把握でき、運転に余裕が生まれ、停車するまでの間隔を十分に確保することが出来ます。 歩行者用信号が無い、または見えない等、信号が黄色に変わるタイミングを計れない交差点も数多くあります。 交通事故の最も多い例は、交差点での衝突事故です。 交差点に近づいたら常に危険予測をし、いつでも制動を開始出来るゆとりを持つように心掛けましょう。

 



  『ライトウェイト』の薦め

 昔の車にとって『軽量化』はお金のかからないチューニングでしたが、現代の安全基準に則した計算し尽くされた車体にとって『軽量化』は高額な軽量素材に置き換えるお金のかかるチューニングになってしまうのが…。 現在の混合交通の中で、より大きな(重い)車両と等しい安全性を保とうとするならば、車重の増加は避けて通れない要件

 昔から『車重軽いは七難隠す』と言われる程に、スポーツ走行に於いて「軽量化」は何物にもかえ難いチューニングポイントでしょう。 同じ馬力なら加速(減速)は良くなるし、コーナーリングスピードも遠心力の影響を受け難いでしょう。 大きなサーキットでも効果絶大の『軽量化』は、オートランド作手を楽しむ上で重要なポイントのひとつ! 

 馬力の勝る大排気量車にストレートで突き離された距離を、巧みなブレーキングとコーナーリング速度の高さを利用して詰める… なんと良い響きでしょう(笑) 実際に鈴鹿サーキットのスポーツ走行枠では、ストレートエンドでブレーキングを開始した大排気量車のインをライトウェイトな車両が追い抜くシーンも見られましたし、 ALTではトゥディ(JA4改)の鬼走りが伝説です(?)






『趣味』として、永く楽しもう

 モータースポーツは、老若男女ハンディ無しに、一緒に楽しめる素晴らしいスポーツです。
 確かに、ジャンルによっては、資金力、体力、体重、年齢…に因る優位/不利な点も有りますが、あくまで『趣味』として楽しむ…と言う事なら、制約は有るとは思いますが(いや、制約が有るからこそ)永く楽しむべきだと思います。

 オートランド作手にも、親子2代で一緒に走行される方がいらっしゃいます。 そんな方達を見かけると、自分の子供も早く運転出来る様にならないかなぁ…と思います。
 お互いの趣味が高じて結婚した御夫婦も有れば、一緒に連れて来られ、最初は恐々運転したのがきっかけで、サーキット走行を始めた女性の方も少なくないのでは…?
 





『安全に』『無駄無く』『楽しく』

 昨今の『エコな時代』に反する様な『サーキット走行』には、多くの『功罪』が有ります。 『罪』としては、「ガソリン、タイヤ、他(車体?)を消耗する」「通常の使用時よりも多くのCO2を発生させる」「騒音が発生する」…。 『功』としては、「ストレスの発散」「非日常性に因るリフレッシュ」「車両の持つ質量、エネルギーの大きさ、スピードの危険性を、身をもって実感出来る」「趣味を通じて他人とコミュニケーション出来る」「運転(のステップアップ)を通して、物事への取り組み方を学ぶ」…。

 『モータースポーツ』はお金のかかる趣味ですが、取り組み方を工夫すれば経費を抑える事は可能です。 『スポーツドライビング』の楽しさは、限られた条件の中で出来得る最大限の努力に因って勝ち得る『達成感』に尽きると思います。 日々変化するコンディションの中で、どれだけ性能を出しきれるか? 本当に出し切れているのか検証する。 そんな取り組み方が、『趣味』以外のエリアで貴方の隠された才能を開花させるきっかけになるかも知れませんよ…。 

 

『もっと楽しく安全に』  
 
もっと自在に車を操りたい、もっと気楽に遊びたい方の練習には、こんな方法(場所)も…
『氷上』 女神湖ウィンタードライブ 八千穂レイク氷上
『雪上』 御岳SnowLand 
『広場』 奥伊吹モーターパーク 
『HONDA』 鈴鹿サーキット交通教育センター(STEC)
『TOYOTA』 トヨタ交通安全センター(mobilitas)


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