『コースマーシャルのひとり言』
    * このリンクを見つけた方には、申し訳ないが私のぼやきを聞いて頂く…m(_"_)m

 長い間この仕事をしているが、こんなに楽しい仕事に出会えて私は幸せである。
毎日、若者(精神的に…)と接する機会が多い為か気持ちだけはいつも若く居られる(しかし、体力の衰えが気になる…)。
だが、時折困った場面に出くわす事も有る…。 そんな気持ちを是非聞いて頂きたい…。

 オートランド作手では、サーキット初心者を対象に『体験走行会』なるものを、各界の有名人(?)のご協力の下、年間5回開催している。
実技(走行)の前に、座学として1時間ほど私の話を聞いてもらっている。
サーキットはそんなに敷居の高い所ではない。
しかし、そこにはルールやマナー、危険なこともある…などから、走行のテクニック(?)について少々…。
しかし、最も力をいれて説明している事は、やはり『ルール』と『マナー』! 「大人の趣味として楽しみましょう。
コース内はひとつの社会!ルールやマナーを守って、お互いを尊重し合いましょう」と…。
せっかくサーキットに来ているのだから、一般道のように堅苦しい事は勘弁して欲しい…、走りに集中させて欲しい…、と言う気持ちは分かりますが、
その為に他の走行車の方が迷惑するようでは困ります。 楽しみに来ているのだから、嫌な思いは誰しもしたくないもの…。
ローカルコースのフリー走行は、敷居の低いところが良いところですが、走行者(車)のレベルも様々。
レースにも出ている方から、昨日免許を取ったばかり…ってのは無いにしても、それに近い方もいらっしゃいます。
特にALTは、通常では有り得ない車両も走行しております。
そんな無差別級サドンデスな走行で無事に生き残る為には、やはり『護身術』と『自己防衛本能(!?)』。
速さを競うサーキットでは、速い車が優先となるのはある程度常識。
『ルール』ではないから、コースマーシャルとしては強制することは出来ないが、本当はマナーこそ、守って欲しい。

ALTのコースはストレートが短く、コーナーが多い為、テクニックの無いうちは速度が出せずにある意味安全(?)ですが、
出せる人はその速度で進入したらもうアクセルを踏んでいかなければ曲がりきれない…といった状態で走っているのに、
ライン上をクールダウンしながら走ったり、最終コーナーどころかストレートの中程まで車輌が来ているのにコースインしてラインを塞いでしまう…と言った場面も、
残念ながらよく見かける。
我々スタッフはそうした事故が起こらないように、初めての方には勿論、走行前には出来るだけ声掛けをしていかなければならない!!
今まで大きな事故にならなかったのは、ドライバーのテクニック(予測能力、回避能力、リカバー能力)と運が良かっただけなのだから…。  

ただ、『サーキットだから速ければ何でも良い…』と言う考え方は間違いである。 
速い車がぶつかりそうな勢いで追い抜いていくのが恐い…』と言う声も聞いた事が有る。
タイムアタック中、レコードライン上で急に減速を始めた車輌に 追突しそうになった方もいらっしゃいます。
どちらも追いつかれた方が後方から速い車輌が近付いている事に気付いていないのが原因ではないでしょうか?
他の車両の走行を妨害しない、恐い思いをさせない為にも速いものには上手く抜かれましょう。

譲ってばかりで少しも楽しくなかった…ではいけませんが、逆の立場になれば遅い車に詰まってばかりで楽しく走れない…という事も有ります。

お互いに譲り合いの精神を持ちましょう。 譲り合いとは、追いつかれた方が『進路を明渡す』だけではなく、追いつかれてしまった車両が『譲ってくれるのを待つ』『安全な所まで追い越しをするのを待つ』事でも有ります。

同じ時間を共有するもの同士、楽しい時間を過しましょう。




なお、このページの事は他言しないようお願いする。
これはあくまで私のひとり言である…。


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